アキバはまた新しい再開発ビルの建築ラッシュである。
コロナ禍にもかかわらずメイド喫茶・コンカフェの新規開店も多い。
空きテナントが多くなって、賃貸料の低下も要因の一つかもしれない。
ただコンカフェのテーマも一通り出尽くした感がある。
それをきっかけというわけでもないが、最近湯島近辺には面白い店ができている。
湯島駅近くには20周年を迎えられた最古のメイド居酒屋の「ひよこ家」がある。
私は店舗移転のクラファンに投資したので、これまで飲食券でいろいろ楽しませていただいた。
「ひよこ家」さん、ありがとうございます。(ここまでリターンに含まれていたとは…)
最近、「気絶」の系列店で「昭和99年」というのができた。
昭和をテーマとした内装とキャストさん(コンパニオンと呼んでいる)の衣装が、今の時代には斬新に思える。(とくにZ世代にとっては)
なんとなく1970年の大阪万博を思わせるのだ。
なんとなく1970年の大阪万博を思わせるのだ。
オーナー曰くここはコンカフェではないそうで、「萌え」やサービスを期待してはいけない。
(でも頼めばチェキを撮ってはくれます)
個々の店少し変わっていてお店に入るには入場料が2000円必要だがその代わりにお酒を持っていくと入場料がタダになるというシステムがある。(2021年10月末時点)
ただしお酒は常温保存できるものに限るということである。(たとえばウイスキーとかジンとかだろう)
私は鹿児島の佐多宗二酒店のアブサンKUSUSHIKI 2018 を持ち込んだ。
(入場料よりちょっと高いがw)
この酒は自分が頼んで飲む(500円)の他にお店の人や他のお客が飲んでもいい。
ボトルが空になると、ツイッターで報告している。
店の酒棚にはこういったお客さんが持ち込んがお酒が並んでいる。
またいくら飲んでも上限が決まっていて、上限一万円というのも財布にやさしい。
それから伝票の代わりに店のチップを小鉢に入れていく。(チップは記念に500円で持ち帰ることも可能)
だから今いくらなのかがわかりやすい。
システムはまだまだ変更があるかも知れない。
でもお客第一で変えていってくれることだろう。
またちかくにある「嗜好品天国」というバーも魅力的だ。
ここはコンカフェでもガールズバーでもない普通のバーだと思う。
店長は「ひるね」さんという若い女性がやっている、ゆるーいバーなのである。
「嗜好品天国」という名前ながら、店内は禁煙である。
ほんわかとやさしい「ひるね」さんは話の聞き上手で酒もすすむ。
喫煙する時は「ひるね」さんにいうと灰皿を渡してくれて店の外で吸うらしい。
ちなみに「ひるね」さんも喫煙者なのだが、吸う時は外に行くようだ。
店の土地柄、バー関係の人もお店が終わったあとコーヒーを飲みにきたりもする。
今度お邪魔する時は美味しそうなコーヒーをオーダーしてみよう。
一回の遠征では回りきれないほどの店が湯島にはできている。
店の名前だけでも魅力的な、「最果て」、「奥の魔」、「合縁奇縁」、など次の機会にぜひ行って新しい扉を開けたいと思った。