ベトナム北部の麺類は、ブンチャーが有名だ。
とくに今年5月にベトナムに訪れたオバマ大統領が食べに来たことで有名なフーンリーン(Bun Cha Huong Lien)に行ってきた。
夕食時のためか、店内はとても混雑していた。
店のおばさんが空いているスキマを見つけて相席で案内してくれた。
有無を言わさず人数分白い麺を置いていく。 これはブンだ。
ここに来る客はほとんどブンを頼むため、最初に置いておくのだろう。
ブンチャーは肉がやわらかくて美味しかった。
ネムチュアは揚げてあったのでそんなに酸っぱくはなかった。
そこには道端に店からあふれてプラスチック製の小さな机と椅子をおいた、店が並んでいた。
そのうちの一つに入り、一杯5000ドンのビールを頼む。
そのあたりには不思議な音楽で唄を歌っている人がいた。
酔っ払ってカラオケでもしているのかなぁと思っていたら、こちらに来てジェスチャーでお金を要求する。
払うつもりもないので断ったが、なんでも商売になるのだなぁと思ったのだった。
それからの帰り道で道に迷ってしまった。
店を出てから五差路で違う方向に歩いてしまったのだ。
たまたま似たような五差路が2つあり、どんどんホテルとは反対方向に歩いてしまっていた。
もとに戻ろうとしても、同じ道に出ないのだ。
途方に暮れてトボトボと歩いていたら、駐車場の警備のおじさんが笑顔で、おいでというジェスチャーをしている。
ホテルの通りを地図で示して、教えてもらうことにした。
おじさんはしばらく考えてから、ハムロン(Ham Long)通りを人に聞いていけばたどり着くと、言ってくれた。
ハムロンおじさん、ありがとう。 おかげでホテルにたどり着けたのだった。
ハノイの街は道が細く曲がっていて、変な交差点(五差路とか)が多い。
道に迷いやすいので、行かれる方は気をつけて。